Cherising!!〜Special〜

「へぇ…」

「そういえば、さっきから置いてあったね、これ」

目の前には、硝子容器に入った小さいキャンドルがあった。

「もうそろそろ時間だな」

「うん」

なんだかロマンチック…。

「…まさか心、知っててきた?」

だって、らしくないよ。
こんな甘々なムード。

「…しらねぇよ」

ぷいと横を向く心の顔は赤くて、あたしは笑ってしまった。


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