Cherising!!〜Special〜
「そうそう、たまにはね」

笑うあたしの背後から聞き慣れた声が。

「え?」

「早紀」

にんまり笑う早紀が、後ろの席から手を振っていた。

「どうしたの? びっくりした」
「たまには、よ。ね?心」

「お、おぅ」

「え? なに?」

「そ、たまにはね」

早紀の後ろから、ひょいと顔を出したのは。

「……郁?」

「久しぶり」


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