Cherising!!〜Special〜

カレーを急いでたいらげ、俺は教室を覗いた。


…いねぇな。


廊下で早紀を見かけたから声をかけてみると、楓は帰ったという。

「午後からは講義もないしって……心、あんたなんかしたの?」

郁とおんなじこと言いやがる。

「…別に」

「なーに、その顔。まさか楓に嫌なこといったんじゃないでしょうね?」


嫌な、こと…


「ちゃんと、謝りなさいよ」


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