Cherising!!〜Special〜
心臓とまるじゃない!
2、3度深呼吸をした後、あたしは静かに窓を開いた。
「…どうしたの?」
小声で聞く。
「…外、出られるか?」
「え?」
あたしは急いで服を着て、下に降りていった。
「よっ」
そこには外灯に照らされた心が待っていた。
「こんな夜中になに?」
「悪ぃ、寝てたよな?」
「寝てた」
少し怒ってみせる。
「楓ちゃんはお子様だから…」
「なによぉ?美容に悪いじゃない」
「美容…て顔じゃねぇけどな」