Cherising!!〜Special〜

突然の携帯の着信音に、お互いビクリッと驚く。


「…郁か?」

「メール…」

心はあたしに回していた腕を緩め、肩を掴み体を離す。

「…見てみろよ」

「え?」

心は顔を背け、掴んでいた手も離した。

そして、あたしから少し距離を置き、違う方を向いている。

「…」

あたしは仕方なく携帯を静かに開いた。


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