Cherising!!〜Special〜

見終わり、パタンと携帯を閉め、心の近くまで行く。

「早紀」

「…そうか」

「うん」

…なんだか不思議な空気が流れていた。

さっきまで心に抱きしめられていたのに…

今はまるで、いつものあたし達。

いつもの?

違う。

胸が苦しいのはあたしだけ?

あんなことがあったのに、あんなことをあたしに言ったのに。

心。

なんで?

またな、なんて帰っていくの?


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