Cherising!!〜Special〜

さわさわと、揺れる原っぱにあたしは座って空を眺めていた。

きゅう、と自分の肩を掴む。


…あの時。


心の腕があたしをすっぽり覆ってた。

…そんなこと、思い出すだけで顔が赤くなるんだ。

でも、切なくなる。

去っていく、心の後ろ姿。

あたしを拒んでるみたいで、哀しくなってしまった。



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