幸福方程式。




「ちょっ…どうしろっていうんだよ!?」



必死で周囲に視線をめぐらす俺の視界に入ったのは、



「平井―っ!」



そう叫んではるか遠くで手を振る片岡先生だった。



「大丈夫かー?」



「先生……」



なんであんな遠くに…



「…助けに来てくださいよっっ!!」



俺は思いっきり先生に向かってボールを投げた。




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