緑ノ刹那
『――そういえば』
フィリアとの仲直りも終え、まったりとした空気が漂う執務室で、リーフは思い出した様に呟いた。
フィリアが首を傾げる。
『レイが、"もうすぐ国の奴らが来る"って言ってたけど、トウサ国からそんな知らせは受けて無いよ?』
フィリアは当然の様に頷いた。
『当たり前よ。
私達と人間じゃ、時の流れの感じ方が絶対的に違うもの。
多分、トウサの王子と姫が来るのは数年後よ』
リーフは絶句したのだった。
フィリアとの仲直りも終え、まったりとした空気が漂う執務室で、リーフは思い出した様に呟いた。
フィリアが首を傾げる。
『レイが、"もうすぐ国の奴らが来る"って言ってたけど、トウサ国からそんな知らせは受けて無いよ?』
フィリアは当然の様に頷いた。
『当たり前よ。
私達と人間じゃ、時の流れの感じ方が絶対的に違うもの。
多分、トウサの王子と姫が来るのは数年後よ』
リーフは絶句したのだった。