緑ノ刹那
城の豪奢で長い廊下を歩きながら、ディーンがリーフに話しかけてきた。
『…リーフって王子様だったの?』
『……』
数秒の間の後、
『言って無かったっけ?』
白々しい答えが返った。
ようは面倒だったのである。
『初めて聞いたよ…
じゃあフィリとバルドも偉い人?』
その言葉にフィリアは首を振った。
『私は違うわ。
でもバルドは、…えぇっと、王立騎士団長…?だっけ』
『そうだ。
王族の警護を任されている』
『へぇ…』
リーフが立ち止まった。
気がつくと目の前には真紅の巨大な扉があった。
『ここが国王の間だよ。
フィリ、"例の事"、よろしく』
『うん。
任せて!!』
そして、4人はくぐる事になる。
運命の、扉を。
『…リーフって王子様だったの?』
『……』
数秒の間の後、
『言って無かったっけ?』
白々しい答えが返った。
ようは面倒だったのである。
『初めて聞いたよ…
じゃあフィリとバルドも偉い人?』
その言葉にフィリアは首を振った。
『私は違うわ。
でもバルドは、…えぇっと、王立騎士団長…?だっけ』
『そうだ。
王族の警護を任されている』
『へぇ…』
リーフが立ち止まった。
気がつくと目の前には真紅の巨大な扉があった。
『ここが国王の間だよ。
フィリ、"例の事"、よろしく』
『うん。
任せて!!』
そして、4人はくぐる事になる。
運命の、扉を。