緑ノ刹那
『……お前は、クレイの血縁か?
懐かしい気配がする。
名は、何という?』


『……キミは、フィリじゃないのか?』


フィリアはその問いに少しだけ目を見開いた。


『――何も知らないのか。
お前の問いに答えるとすれば、私はフィリアだ。』


『じゃあ、何で僕達を覚えてないんだ!?
それに、君はディーンに刺されたはずだ!!』


そう、今のフィリアに、刺された傷は無かった。

混乱状態のリーフに、以外にも親切にフィリアは説明する。
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