緑ノ刹那
『君に有利な森でやろうか』
そんなディーンの一言と共に、辺りが森へと変容する。
リーフ達は息を呑んだが、フィリアは顔をしかめただけだった。
『さあ、始めようか。
君も、自分の武器を使っていいんだよ?』
そう言いながら、ディーンは地に手をついた。
そこから、銀の杖が現れる。
それは、上半分は杖、下は剣としても使える、ファイが昔から使っている物だった。
フィリアも、勢いよく両の手を合わせた。
『本気なのね…
その杖、懐かしい。
昔よく一緒に戦った頃を、思い出すわ』
手と手を離した、その手のひらから現れたのは、華奢な銀の剣。
二人の視線が絡み合って、刹那、ほどけた。
そんなディーンの一言と共に、辺りが森へと変容する。
リーフ達は息を呑んだが、フィリアは顔をしかめただけだった。
『さあ、始めようか。
君も、自分の武器を使っていいんだよ?』
そう言いながら、ディーンは地に手をついた。
そこから、銀の杖が現れる。
それは、上半分は杖、下は剣としても使える、ファイが昔から使っている物だった。
フィリアも、勢いよく両の手を合わせた。
『本気なのね…
その杖、懐かしい。
昔よく一緒に戦った頃を、思い出すわ』
手と手を離した、その手のひらから現れたのは、華奢な銀の剣。
二人の視線が絡み合って、刹那、ほどけた。