運命かな…


『ねぇ、美咲。
キス。していい??』


翔はいつにもなく
真剣な眼差しで
私に問いかけた。


「ぅうんっ!」



chu



学校の屋上で
甘いリップ音が響いた



「あぁ~~
緊張したぁ。
私、これファーストキスだからね?」



『うん。
だってめっちゃ緊張してたもんね(笑)
ハハっ!!』



「もぉ~~~
翔、ひど~いっ!!」



『ゴメンゴメン(笑)
大丈夫、
俺もファーストキスだからさ。』



「うそっ!?

すっごい上手いね(笑)」



キスは初めてだったけど
翔のキスが上手いってことは
ちゃんと分かった。


それと



大好きな人とするキスは
こんなにも


嬉しい気持ちになるんだって





わかった。







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