私を箱から出して下さい!!



ザワザワ…


下駄箱には人があふれかえっていた。





「…え…あ…れ?」



やってしまった。


いつもの方向オンチが……。


「ここ…どこぉ…。」




人のいないところへ逃げてきたらこの有様。


なんていうの…学校の裏?っぽい。





「……はぁ。」



とりあえずその場に座り込んだ時。



「…あれ、どうしたの?」




頭上から声が聞こえた。





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