ラストキス 〜運命と言う名の下で〜
ゆっくりと写真に近付いた。

「え?何?」

いまいち状況が分からない。

よく見ると遺影だ。仏壇も‥。だけど、僕はここに存在している!

家族がこんな冗談をするとも思えない。

すごく怖くなった。

「はじめまして。」

突然!!僕のとなりに男性が立っていた。

濃紺のスーツに身を包み、髪型は白髪のオールバックで、僕の遺影を少し悲しげな目で見つめていた。

僕は頭がおかしくなりそうだった。
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