ラストキス 〜運命と言う名の下で〜
「誰…ですか?」

そもそも人の家に勝手に入って、かなり怪しい。泥棒?いや、雰囲気が違う。

「申し遅れました。私、米神 源氏と申します」

「は、はぁ…。」

「あなたの世話係です。天に連れて逝く為の。しかし、あなたはあまりに未練があり死にきれていないのです。」

僕はあまりの出来事に心臓が痛くなった。

「え…!?す、すいません、急いでるので!!」

僕は少し青ざめながら、男を突き飛ばし家をでた。
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