ラストキス 〜運命と言う名の下で〜
人だかりに着いた僕は呆れた。

渋滞で苛々しているドライバーがクラクションを鳴らした鳴らさないでケンカしていただけだった。

「ったく!余計に渋滞になるじゃないか…。」

僕は一人ごとを言いながら呆れていた。

野次馬根性が消えたので、恵の待つ車まで戻ろうと、小走りで車まで行った。

フロントガラス越しに見える恵はどこか心配そうに僕を見ている。

僕はなんでもなかったよと言う顔で車に向かっていた。


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