ユメクイ蟻
『モモちゃん。ちょっとそこ座って!
ユウもほら落ち着いて』
ユウさんもあたしも
ジェイさんになだめられて
力が抜けた人形のように
近くのベンチに座った。
「ジェイさん・・・・
いったいどういう・・・・
ケイさんが消える・・の・?」
あたしのせいってなんで??
『モモちゃん。落ち着いて聞いて
モモちゃんのせいじゃないんだ。
あいつが自分で選んだ道なんだ』
『うそだ!そんなの信じない!』
『ユウは黙って聞け!』
ユウさんはまだ熱くなってる。