ユメクイ蟻
『ふふ、これが魔法使いです。
すごいでしょう。』
「スゴイ!!手品じゃないんだ!
手見せて!何もないね!やっぱ魔法だ!」
『も、モモさん。落ち着いて』
「ほんとにスゴイ!も一回みせて!」
『あはは、、かわいい子ですね。あなたは』
そういってあたしの頭を
よしよしと優しくなでた。
甘いいいにおい。
『夢は叶うのですよ』
『あなたの夢を叶えましょう』
ケイさんに暫くみとれてしまった。
不覚にもこんなありえない話に。
現実的だと思っていた自分が。
酔いしれてしまいそうだ。