ユメクイ蟻
夢の終わり
私たちは美術館をでて、
町をぶらぶらし始めた。
途中でケイさんが
『すこし休みましょう』
とファミレスを指差した。
「いいですね。
ご飯食べてないから
お腹減っちゃったー」
『僕はハンバーグがいいですねぇ』
二人して
入り口にあったランチメニュー
に釘付けになっていた。
横目でケイさんを見たら
整った顔立ちだったことに気がついた。
髪は黒髪で短髪だし、
まるでオシャレっ気はないけど・・・
意外と・・・
『ふふ、そんなに見ないでください』
「!!!!!!!!」
「ごめんなさい!」