ユメクイ蟻
一瞬いろいろ考えた。
多分口が開きっぱなしだった。
『ぷッ。ふふっやっぱりモモさんは
カワイイ子ですね』
「もー・・・
ヘンなこと言わないでくださいよ!」
『あなたみたいな女性は初めてです』
「あたしだって初めてです!」
『とにかく、これからしばらく
ここにお邪魔させていただきます。』
ケイさんは急に正座した。
『今の仕事が終わるまで
それまであなたの夢は
叶え続けますから、
どうぞ宜しくお願いします』
とぺこりと頭をさげた。
あたしも慌ててお辞儀した。
ぽんぽん
とケイさんがあたしの
頭を2回たたいた。
調子くるわせるなぁ。
これも大人の余裕なの?