ユメクイ蟻



一瞬いろいろ考えた。
多分口が開きっぱなしだった。



『ぷッ。ふふっやっぱりモモさんは
カワイイ子ですね』





「もー・・・
ヘンなこと言わないでくださいよ!」






『あなたみたいな女性は初めてです』




「あたしだって初めてです!」








『とにかく、これからしばらく
ここにお邪魔させていただきます。』



ケイさんは急に正座した。



『今の仕事が終わるまで
それまであなたの夢は
叶え続けますから、
どうぞ宜しくお願いします』






とぺこりと頭をさげた。
あたしも慌ててお辞儀した。




ぽんぽん


とケイさんがあたしの
頭を2回たたいた。






調子くるわせるなぁ。

これも大人の余裕なの?



< 49 / 121 >

この作品をシェア

pagetop