ユメクイ蟻


予想していなかった展開に
あたしは抱えていたパソコンを
落としそうになった。





ケイさんと同期のジェイさんは
まるで夜のお仕事の方みたいで
軽く肌色が黒く、茶髪にウルフカットの
誰が見てもイケメンだった。






腕時計もパッと見高そう・・
プレゼントとかかも。


いけない
勝手な想像が・・・






『モモちゃん!玄関閉めてよぉ~』






「あ、ハイ。ごめんなさい」









昨日からありえないことばっかり起きて、
あたしの心臓大丈夫かな。








でも、だんだんと素直に
状況を飲み込めるようになってる。







とりあえず。
ご挨拶しないと。







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