ユメクイ蟻
言われたとおりに
玄関のドアを閉めて
キッチンの入り口に立って
「桃といいます。
ジェイさん宜しくお願いします」
と頭をさげた。
ジェイさんはきょとんとして
ケイさんのほうを振り返った。
『ぶあはははは!』
なぜかジェイさんは
さいばしを持ったまま
お腹を抱えて大笑いした。
「え?面白かったですか?」
『ジェイ、モモさんは優しい子なのです
あなたもご挨拶しなさい』
と、ケイさんはにこにこしてた。
『ひゃっひゃっ。ごめんね?では』