ユメクイ蟻



ジェイさんは近づいてきて
あたしの手のひらに
軽いキスをした。



『よろしくねモモちゃん♪』




あまりの恥ずかしさで手を
思いっきり引っ込めた。



「・・・・・・・」











『ジェイ!やめてください!』


メガネを直しながらケイさんが叫んだ





『ふぅ~ん。ケイはヤキモチ焼きなんね』




「あの、あたしじゃ、部屋に・・」







二人の返事を待たずに
その場を離れた。













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