ドキドキの恋人 ー不倫ってときめくー
何事もなく1日が終わろうとしていた。
渡邊部長が経理部に現れる事もなく、社内で出会う事もなかった。
“何かあるわけ……ないか。”
期待し過ぎた自分が恥ずかしかった。
後数10分で今日の仕事は終わり。
そう思った時、内線電話が鳴った。
「はい…。」
「おう、俺、渡邊。」
「あっ…。」
「昨日はどうも。」
「こちらこそ…。」
「もっと早く連絡したかったんだけど、周りに人が居てさ。」
「……。」
「今そっち課長居ないだろう?」
「えっ!?はい…。」
「こっちでうちの課長と話してる。だから今だ、ってね。」
渡邊部長が経理部に現れる事もなく、社内で出会う事もなかった。
“何かあるわけ……ないか。”
期待し過ぎた自分が恥ずかしかった。
後数10分で今日の仕事は終わり。
そう思った時、内線電話が鳴った。
「はい…。」
「おう、俺、渡邊。」
「あっ…。」
「昨日はどうも。」
「こちらこそ…。」
「もっと早く連絡したかったんだけど、周りに人が居てさ。」
「……。」
「今そっち課長居ないだろう?」
「えっ!?はい…。」
「こっちでうちの課長と話してる。だから今だ、ってね。」