ドキドキの恋人 ー不倫ってときめくー
軽く唇が触れる。

唇を擦るようにして離す。

それを繰り返す渡邊部長。


“……焦れったい。”


思わず私の方から唇を押し付けてしまった。


それを待っていたかのように、激しいキスをする渡邊部長。


それが合図になったかのように、少し乱暴に私の服を脱がし始めた。



「イヤ……。」

「何で?」

「だって……。」

「だって?」


“優しくして。”


「だって?」

「……。」


何も言わない私の顔を見て、にゃっと笑う。



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