ドキドキの恋人 ー不倫ってときめくー
「……ぅっ」


出てしまいそうになる声を押し殺す。


渡邊部長は執拗に私を攻め立てる。


唇で、舌で…。



もう、好きにして、と思った時、渡邊部長は動きを止め、私に覆い被さった。


“来る!”


と思って覚悟した私の耳元で、


「中に挿入るのは、今度にするか?」

「……!?」

「無理強いはイヤなんだ。」


渡邊部長がそう言うか言わないかのうちに、私から部長の腰を抱き寄せていた。


「いいんだな?」


頷く私。


渡邊部長が私を貫く。


優しく、そして激しく。


< 50 / 94 >

この作品をシェア

pagetop