君の笑顔の傍に居させて

「少しは俺の気持ち、分かっただろ?」



俺が笑顔でそう言うと、美雪は『あっ』と言う感じの表情をした。



「でも、サンキュ〜! 今度からもそう呼んで♪
 ……と言う事で、またな、美雪!」



俺はそう付け加えてから、再び背を向けて、手をヒラヒラと振って見せてから、海の方へと小走りで移動した。

< 118 / 379 >

この作品をシェア

pagetop