君の笑顔の傍に居させて

「ん? バカ、ってなんだよ。でも、鼻声だけど『涼』って呼んでくれたから、許す」



すると、美雪は。



「何よ、『許す』とか、偉そうに」

再び楽しそうに、そう切り返してきた。



おまえは、本当に気付いてないんだなぁ……。



俺、確信してしまった。

美雪の気持ち。



俺は再び、星空に目をやり言った。

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