君の笑顔の傍に居させて
≪報告≫
「はぁ? おまえ、恋い焦がれ過ぎて、とうとう妄想モードに突入かよ」
昼食を一緒に食いながら、俊夫に昨日からの出来事を報告した。
プールの所で、初めて美雪が俺の名前を呼び捨てで呼んでくれた事。
夜の海で、俺の前で美雪が泣いた事。
そして、今朝の朝練前、俺の事を考えてくれてた事。
俺は美雪が俺に惚れてるのを自覚するまで待つつもりだ……って事も。