君の笑顔の傍に居させて

でも。



このまま放置してたら、完全に風邪引くよなぁ……。



仕方ない。



俺は美雪の体が冷えない様に、自分が着てたジャケットを羽織らせてから、美雪が背を付けていた壁との間に、自分の体を滑り込ませた。



そして。



後ろから体が冷えない様に、やんわりと腕の中に包み込んだ。

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