君の笑顔の傍に居させて
≪巡り合わせ≫
どの位経ったか分からないけど、美雪はしばらく身動き1つしないで、眠っていた。
「……んー……」
やっと目が覚めたのか、そんな小さな呟きと共に、頭が少し動いた。
でも、すぐ、またそのまま固まった。
なんだ? 起きたんじゃないのか?
そう思った時。
ガバッ
と言う感じで、若干うつむきがちだった頭が、完全に上を向く。
と、同時に、おでこに乗せてたタオルが落ちた。