君の笑顔の傍に居させて

何を考えてるんだ、美雪?

表情が見えなくて、もどかしくなってきた。



少し沈黙が続いた後、美雪が言った。



「私、そろそろ合宿所に戻らないと……」

そのセリフに時計を見ると、17時だった。



「そうだな」

俺はそう返事をした。

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