君の笑顔の傍に居させて

そして、建物の角を曲がって、美雪の姿が見えない位置に来ると、思わず立ち止まり、壁を、バンッ、と叩いた。



なぁ、美雪。

どうしてそんなに、俺と僚二の関係を知りたがるんだ?



おまえは、俺を通して……僚二を見ているのか?



俺自身の事は……見てくれてないのか?



< 191 / 379 >

この作品をシェア

pagetop