君の笑顔の傍に居させて
「なんか、今日1日体がだるかったらしいんだ。
みんな心配して『早く寝ろ』って止めたのに、風呂に入って長風呂した上に、湯冷めしたらしくて……。
38度の熱出して、医者呼んだりして、大変だったんだ」
「それで、容態は?!」
俺は、自分のコーヒーだけ入れて一息ついてる俊夫の目の前に詰め寄って訊いた。
「疲れと夏風邪らしいから、1〜2日安静に、って。今は薬で眠ってるから、大丈夫だよ」
医者がそう言うなら、少し安心した。
俺は、ホッ、としてその場に座った。