君の笑顔の傍に居させて

「私ね……ずっと思ってたの。あの時、私がもっと早くモーターボートに乗っていれば、僚二だって一緒に乗ってた筈……そうすれば、僚二はこんな事にはなっていなかった」



いや、美雪……それは違うと思うぞ?

モーターボートに乗っていたからって、必ずしも助かるとは限らない。

おまえだって、意識を失ったんだろ?

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