君の笑顔の傍に居させて

美雪の表情はうつろだった。

そして、一言……。



「……僚二じゃない……」




ズキン




胸が痛む。

そう、俺だよ?

『僚二』じゃない……今、目の前に居るのは……『涼』……。



俺の名前を呼んでくれ……。

< 249 / 379 >

この作品をシェア

pagetop