君の笑顔の傍に居させて

「おまえ1人が自分を責めてるんだよ? 誰もおまえを責めないから、おまえだけが自分を責め続けているんだ」

「そんな事、無い。涼だって、私の事、嫌いになったでしょ? 私が居なければ、僚二は今でもここに居た。僚二が居なくなった原因は、私なんだよ」

美雪は怯えたように声を震わせて、俺に言った。



おまえは、そんな事を考えていたのか?

俺は数日前から続いていた、美雪の何かを言い掛けて言い出さない理由が……やっと分かった。


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