君の笑顔の傍に居させて

「俺としては協力してやりたいんだけどさ……いいのか?
 美雪ちゃん、高校1年生だぞ?」


そっか……高1なんだ……。


「俺らと10才近く、違うんだぞ?」


15〜6才で、どんな悲しみを抱えてるんだろう……。

出来るなら、その悲しみを取り除いてあげたい。


そう思う俺って、傲慢だろうか?


「はぁ……」


ん?


目の前で、俊夫が大きなため息をついた。

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