君の笑顔の傍に居させて

最後の着信は14時。

1時間前……。



とにかく、これじゃ状況が分からない……行くしかない。

実家の近くの大学病院まで車で1時間位。

状況次第では……もう、ここへは戻って来られない……。



美雪は明日、ここを離れる。

今は部活の時間。



出来ればこの海に居る間に、美雪の気持ちを聞きたかったけど……。



俺は俊夫から無断で、便箋と封筒を拝借し美雪に手紙を書いた。

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