君の笑顔の傍に居させて

「親父達への連絡は?」

運が悪い事に、両親揃って、一昨日から海外旅行に出ていた。



「まだ。どうせ連絡しても、すぐに帰って来られないから、余計な心配掛けるかと思って……まずはお兄ちゃんに相談してからと思って」

「そうだな」

そんな会話をしているうちに、『沖野祥』と書かれたプレートが出ている病室に着いた。

< 280 / 379 >

この作品をシェア

pagetop