君の笑顔の傍に居させて

「実はここ数日、俊夫の所に遊びに行ってたんだ。携帯、消音にしてたの忘れてて」

「はぁっ? なんで、このタイミングで……ホント、バカ兄貴」

「悪かったって。俊夫、心配してたから、連絡してやってくれないか? 俺も後から連絡するけど」

「うん、分かった」

京子はそう言うと、病室を出て行った。
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