君の笑顔の傍に居させて

「おはよう。なんだ、みんな結構日焼けしてるなぁ? ちゃんと遊んでばかりいないで、課題はやってきたか?」

北野先生がそう言うと、「もちろん♪」とか「やってませーん」とか、いろいろな声が上がった。

なんとなくその雰囲気を見て、いい感じがする。

まぁ、北野先生が担任するクラスだから、あまり心配はしてなかったけど、少し安心した。



「よし、じゃぁ、お楽しみの課題提出は後にして……まず、産休に入った後藤先生の代わりの先生を紹介するぞ」

北野先生はそう言ってから、俺を見た。

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