君の笑顔の傍に居させて

北野先生は水泳部の顧問だった。

夏の合宿の時に姿を見なかったので、それとなく訊いたら、生活指導等の雑務が忙しくて、副顧問に任せてたんだとか。



北野先生は美雪が報告に来るまで居る、と言った。

俺は『初日で疲れただろうから、先に帰っていいぞ』と言われたけど、『ちょっと校内を散策してから帰ります』と答えて、職員室を出た。


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