君の笑顔の傍に居させて


「ホント言うとさ」

俺は海の方を見たまま、自分の気持ちを素直に言う事にした。



「おまえの高校名を知った時、俺の赴任先だったから、教師と生徒って言うのはヤバいよなぁ……って思ったりもしたんだ。
 もしかしたら、今ならまだ気持ちを止められるんじゃないか……って。
 でも……」



俺はあの時の事を思い返した。

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