君の笑顔の傍に居させて

「それより、おまえの方こそ、どうだったんだよ。こんな時間にここへ来る位だから、何か話したいんじゃないのか?」


俊夫は少し首を傾げた。




今は夜中の3時。


美雪と別れた後、一旦は俊夫の部屋へ戻り、寝ようかと思ったけど、全然寝付けなかった。


合宿所の当直室には仮眠用のベッドもあったけど、当直の日には俊夫は仮眠せずに一晩起きてるのを知ってたので、俺は部屋を出て俊夫の所へ来た。

< 62 / 379 >

この作品をシェア

pagetop