君の笑顔の傍に居させて

「ん……おかげ様で話せたよ、彼女と」


「よかったな。で? 話せたのに、何、暗くなってんだよ」


「いや、別に……暗くなってるんじゃないぞ」


「そうか? だったら、なんでため息ばっかりなんだよ?」




えっ?



「そんなに、ため息付いてたか?」


「ここへ来てから、8回」

苦笑いする俊夫。


……。

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