君の笑顔の傍に居させて

ブレの無い綺麗なフォームに、言葉ではなく口笛が出てしまう。


そんなプレー見せられたら、俺が黙ってる訳ないだろう。


俺は美雪の方へ歩いて行き、美雪のすぐ横にあったカゴからボールを取って貰おうと右手を出したが、美雪は分からなかったみたいで、首を傾げた。



「ボール」

俺が言うと、ハッ、としてボールを取ってくれた。



俺は1〜2回床にボールを突いてから、軽く構えてボールを放つ。


もちろん、決まった♪


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