君の笑顔の傍に居させて
「ナイスシュート」
美雪は無邪気な子供の様に、瞳をキラキラさせて俺を見ながら、そう言ってくれた。
──そんな瞳で見るなよ……照れんだろう。
俺は誤魔化すように笑って言った。
「今、朝食前、でしょ?」
目をパチクリする美雪。
ジェネレーションギャップか?
「要するにこんな事位、『朝飯前』って事。わかった?」
俺がそう一言付け加えると、一瞬、間があって、その後、美雪はケラケラと笑い出した。