君の笑顔の傍に居させて

美雪は手はボールを持った形のまま固まってたけど、その手の中にボールは無かった。



何をそんなに驚いてるんだ?



数分前までの笑顔は消えていた。

理由は分からなかったから、俺は明るくふざけて言った。


「ん? 何々、見惚れるほどカッコよかった?」


俺がそう言ってる間に、美雪は自分が落としたボールを拾い、まだ7時になってないのに、急にボールを片付け始まった。



はぁ?

何故?



ほんの少し前までのあの笑顔は、俺の見間違い?

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